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水曜日の午前 山姥のようになっていた頭髪を 急いで美容院で整えた後
昨夜のうちに準備しておいた荷物を夫の車に乗せ そそくさと友人宅へと向かった。

予め聞くと 葬儀は金曜日になる とのことだったので
三、四日は泊り込むことを前提だから 荷物も それなりに大きくなった。

こちらは 初めから 裏方での手伝いのつもりだから
亡くなったご主人のお顔を拝見して手を合わせた後は 直ぐ 台所に立つ。
前日の治療のおかげで 痛みが薄れているのが なによりだった。

夕方になると ご主人同士が幼馴染で 夫婦で仲良くしていた方の奥さんYさんが
私と同じように裏方で手伝うべく 到着された。

主にすることは 遠方からいらっしゃって 家に泊まられる親戚の方々のお世話だ。
それに お通夜と葬儀当日の受け付けを 親戚の男性と私たちですることになった。

Yさんとは 初対面ではなかったが こんなに何日も行動を共にしたことはなかった。
それなのに 気心を合わせて 一緒に立ち働けたのは 不思議だった。

二人で動きながら さまざまな故人との思い出話やそれぞれの人生についてまでも語り合えた。

途中からは もう一人 友人の学生時代の友達も加わって 三人で 台所に立った。

どの人も 人柄のせいだろう。
悲しみの中ではあったが 昔からの知り合いのようにして過ごした四日間になった。


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永遠の別れ

友からの訃報

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