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今夜 夫と 警察が様々な犯罪を追跡する番組を観た。

番組の中で ある特定の人物を誹謗中傷する犯人を追う 場面があった。
元従業員が いわれのない事を連ねたビラを 雇い手が住むマンションの全戸のポストに
投函する画像 大量の封筒を銀行のATM機から持ち去る画像 など 証拠を突きつけて
家宅捜査する場面を映していた。

この番組は 過去に私に起こった事を思い起こさせた。
この時のことを 決して忘れたことはない。

私に起こる一年前 私が主になって始めたサークルの顧問をしていた男性に
同じことが起こっていた。

三月末 近隣の町村の代表者が集まって 年度の締めと来年度の方針を決める会があった。
その席での顧問は 当然来年度も顧問を継続する姿勢で 意見を述べていた。

ところが 何日も経っていない日 突然その顧問から 辞める と告げられた。

私たちサークルの会員は 皆 青天の霹靂だったから 戸惑い途方にくれた。

そして 新年度が始まって間もなくの頃のある日
その顧問が 私を待っていて 話がある と言われた。

サークルのみんなには 大変迷惑をかけた さぞかし怒っていることだろう
私も こんな形で それも突然に辞めるようなことはしたくなかった。
だから 本当のことを 長であるあなたにだけは 知っておいてほしい。

そう言って 一枚の葉書を取り出して 読んでみてくれ と言われた。

手にとって読むと それは 脅迫状だった。

地元で生まれ育ったお前が 後から移ってきた者たちが主催する活動を応援するとは
何事だ これ以上見過ごせないようなら 地元や役場に居られないようにしてやる・・・
息子や娘 奥さんも同様だ・・・

というような内容だった。

顧問は どうしてもあなたにだけは真相を知っておいてもらいたかった
ここまで脅迫されては どうしようにも身動きできない。
手書きだから ほぼ差出人は あの人ではないか とわかるが かといって
警察沙汰になると 狭い町のこと 蜂の巣をつついたような騒動になってしまう
だから 悔しいが サークルから身を引く以外にない・・・。

驚いた
本当に 驚いた。

まさか 今の時代に このような脅迫状が届くなんて・・・。

誰にもこのことは話さないでほしい と 頑なに秘密を守ることを約束されて別れた。


しかし 事はそれだけでは済まなかった。

突然顧問がいなくなった後 私と副は あちこち駆けずり回って 新しい顧問を招き
活動を続けた。
そうして また一年が過ぎ 年度末がやってきた頃
前の年に顧問に来たものと同じ脅迫状が 私にも送られてきた。

そこには 私だけでなく その頃同じ郡内に勤務していた夫や 学校へ通っている
三人の子供達まで いられないようにしてやる という内容のものだった。

自分だけに向けられた脅迫ならまだ対応のしようもあるが 家族にまで及ぶ脅迫では
どうしようもない。

一年前の顧問の言葉が 思い出された。

万が一 本当に 夫や子供達にまで何か起こったら と思うと
自分の活動より 家族ほど大切なものはないから 悔しいが 活動仲間には
不義理をして 無理矢理振り切るようにして 一切の活動から身を引いた。

あれから二十年以上が過ぎたが あの時の唐突な私の行動を避難する気持ちを
持ち続けている会員が きっと今でもいるにちがいない と思う。
でも あのときは 一切の活動から黙って身を引くよりなかったのだ。
それほど はがきを手にしたときの衝撃は強烈だった。

以来 この 脅迫状が届いたことを 公表した事はなかった。
しかし今夜 二十年以上も前の 記憶の井戸の底に沈めていた 悔しかった経験が
今夜 苦い思いとともに 蘇った。
そして もう このことを書いてもいいだろう と思った。

当時の対応でよかったのか もっと他に方法があったのではないか と
考えることもあるが あの脅迫状が今来たとしても 内容が家族にまで及んでいたら
悔しいけれど やっぱり同じ対応をするだろう。
不甲斐ない私は そう思っている。

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