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今年 中学一年の孫のことだ。

小学生だった一昨年 夏休みに入ると早々に 課題の作品に 自分専用の椅子 を
作りたい と 夫に相談に来た。

たいていの物は 手先が器用で ものを作ることが大好きな この子の父親が
対応しているが 木工 となると 祖父の方が得意 と知っているから
おじいちゃんに相談してみたら? と 言われて 我が家へ来た。

そのときも どんな椅子を作りたいのか 色はどうする など
孫と会話しながら 設計図のようなものを 二人して描いていた。

孫がイメージする椅子を作るのに 多少は手伝っても 作るのは孫だから
小学生の作品としての出来上がり を夫は考えているらしかった。

今回は 孫も中学生になって 本格的に一式備えた 自分用の木工道具を
学校で一括購入して持っている。

それもあって 今年の作品作りを木工で と決めたようだ。

夏休み半ばごろに 今年の作品作りの相談に乗ってもらいたいらしい とは
聞いていたが なかなか本人からの連絡がないから
一体何をしているのか 木工ではなく他のものに変えたのか などと言いながら
夫は連絡を待っていた。

そして 夏休みも残り数日になった一昨日 ようやく孫からの連絡。

夫はブツブツ言いながらも 日にちがないから 塾が終わったら来るように と
電話していた。

夜の十時をまわった頃 迎えに行った母親と一緒に やって来た。

早速 作品作りの話になり 孫は ベッドサイドに置いて
衣類 眼鏡 目覚まし時計 ゴミ箱 などをまとめておける
キャスター付きの何段かになったテーブルを作りたい と言う。

一応 本人は 設計図めいた物を描いてはきていたが それが稚拙で
大きさもデザインも 夫には理解できないようだった。

嫁が こんなのが作りたいらしい とスマホの写真を見せたから
それで 夫は やっと感じがつかめたらしく
準備していた紙に 出来上がり図 それに基づいて必要になる各部位の図
その大きさ 寸法などを描いていく。

孫がイメージするテーブルだから 板と板の間隔や大きさ 高さなど
孫の考えを聴きながらだから
ここがその長さだとすると ここも同じ寸法にしなくちゃならない
出来上がりをその高さにするには 板の厚みから こうしなくては などと
話しながら 何枚も何度も 完成図や各部位の大きさや寸法を描き直していた。

そうやって設計図が出来上がったのが 夜中の十二時を過ぎた頃。

では明日 夫と一緒に 材料を買いに行こう と決めて
母子は ホッとした顔に疲れをにじませながら 帰って行った。

そして昨日。

午前中の部活が終わって 孫が帰宅した後に
暑い日になったので炎天下での作業は無理だから 作業は我が家の車庫でする と
作業場所を 孫の家から我が家に変更した夫は 予め 電動工具などを準備してから
孫を迎えに行った。

板やキャスター 木ネジ ペンキなど 製作に必要な材料を買いこんで 孫がやって来た。

それからは休むことなく 板に寸法を描き込んでの木取りやノコでの切り出し
など 汗みずくでやっていた。

私は いつでも飲めるように 氷水の中に冷やした麦茶を入れて出しておいたが
三時の休憩は 涼しい家の中でとった。

つかの間休憩が終わると また車庫での作業にかかった。
切り出した各部位に ペンキ塗りをして 今日の作業が終了。
後はペンキが乾くのを待って また明日のことになった。

途中 孫がペンキ缶の蓋を開ける際に 着ていたTシャツやズボンに
ペンキが飛び散り 選んだのが水溶性のペンキだったから 直ぐに脱がせて
夫の物に着替えさせ洗濯する というハプニングがあったものの
この日夫が予定していた作業は うまく運んだらしかった。

作業を終えて居間に入ってきた孫は 頭を椅子にもたせて 小さな声で
つかれたあ〜 と言う。
それはそうだろう
昨夜帰ったのが夜中 今朝も六時半起きで午前は部活だったのだから 無理もない。

それに 夫と一緒に仕事をするは 特別疲れるのを 私は知っている。
夫は 一度作業なり仕事なりにかかり出すと 手を止めることをしない。
こっちが ちょっと休みたい と思っても それを許さないのだ。
だからこそ仕事がはける とも言えるが 一緒に仕事をしている方はたまらない。

ここまでする と決めたら 一気に 休む間なく仕事をし続ける夫との作業は
孫には ちょっと辛かったようだ。
おじいちゃん ちょっと休もうよ と言い出せる雰囲気ではなかったのだろう。

夫は夫で もう日にちがない という思いが強くて なんとか二日で仕上げたい と
普段にも増して 作業のスピードをあげたらしい。

それでも孫は 今日のうちにここまで出来るとは思わなかったから嬉しい と
弱々しく笑顔で 私に言った。
それが なんとも幼げで可愛い。

背も高くなり 中学生になったとはいえ まだまだあまえんぼうのままの孫だ。

夜また塾だ というので 後の作業は明日 孫の家ですることにして
夫が送って行った。














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今日で完成

またまた遠慮なく

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