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子供が語彙を獲得していくのは 耳から入ってくる音で学んでいくからだ。
だから 時々 間違って聞き取ったりするから 舌足らずの言葉になったり
語順が逆になっていたりする。

上の孫の場合 トウモロコシ と オテツダイ などが そうだ。
五歳になった今でも 孫は トウモロコシをトンボロコシ と 思い込んでいるし
オテツダイはオツテダイ だと思っている。

前にも 誰かが トウモロコシ と言うのを聞いて
トウモロコシじゃないよね〜 トンボロコシだよね〜 といったことがあったが
今日も 同じような 可愛いことがあった。

学校から帰った孫が 母親と ドリル学習をしている様子を
私は テーブルの向かいに座って見ていた。

何枚かの日本語のドリルの中に 空いているマスの中に文字を入れて
そばに描いてある絵と同じ名詞を完成させる という問題があった。
使っていい文字は 問題に書いてある文字だけだ。

いくつかつなげるうちに 「と : : ろ : し」と 次に 「と : :」いう言葉が出てきた。
使っていい文字は 「 ん」 と 「う」と「こ」「も」「ぼ」しか残っていなかった。

当然のように 孫は 「ん」を「と」の後に その後ろに「ぼ」入れ
「ろ」の後に「こ」をいれた。
これで 自分がいつも使う言葉 絵と同じ大好きな「トンボロコシ」が完成した。

ところが 次の言葉「トンボ」を完成させようとするが 「ん」も「ぼ」も
使ってしまっているから「とんぼ」ができない。
残っているのは 「も」と「う」しかなくなってしまっている。
でも 絵は 間違いなく「とんぼ」 だから 困った。

この過程を じっとそばについていて見ていた娘は トンボロコシ と作った時点で
これは困った と 苦笑いしながら 黙って笑っていた私と 顔を見合わせていた。

案の定 当然のことに 孫は「トンボ」が完成できなくなってしまっている。
空欄に入れる適当な文字が ない ない ないよ と 困っている孫に 娘が
じゃあ 最後の「と : :」から 入れてみたら❓
と 助言した。

「と ; : 」 に「トンボ」と入れる。「とんぼ」が完成した。
でも すると「トンボロコシ」が できなくなってしまった。

またしても戸惑う孫に 娘は
残っている 「う」と「も」を 空欄に入れさせて
「トウモロコシ」と 完成させてから
あのね 小さいうちは トンボロコシって言っててもね
大きいお姉ちゃんになるとね トウモロコシ って 言うようになるのよ
と 窮余の策 で 言い訳のように説明した。

それでも まだ納得できない孫は わかったような でもやっぱり
腑に落ちないような 不思議そうな顔をしている。

ドリルをやり終えた孫が 遊びだしてから 娘が
幼さゆえの 可愛い言い間違えを 無理に正したくなくて
そのままにしてきたのは いけなかったのかしら. . . . . .
と 言う。

難しいところだろう。
成長するに従って 自分から間違いに気づき 自然に直っていくのを待つか
言い間違えた時点で 即座に 正させるか。

言葉を覚える初期の段階から 正しい日本語として 厳格に言葉を教えるか
年齢を経るごとに 自らが間違いに気づき 直していくのを待つか は
育てる親の考え方ひとつだ。

戸惑う本人たちは 大変だっただろう場面だったが
そんな姿や様子を 側で見ていた私は 娘と孫への愛しさが あふれてきて
思わず泣きそうになった。






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今日は こんな日

孫たちは 学校と保育園へ

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