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昨日は 二週間に一度の大学病院へ行く日だった。

前回行った時から昨日まで おおかた寝ていたからだろう 久しぶりの気がした。

昨日の来院患者予約数は 千四百二十六人。

私はいつも朝早く行くので 外科ゾーンの受付順は 遅くても三十番以内だから
診察が始まって直ぐくらいに 診察室への呼び込みになる。
でも 予約時間が遅ければ遅いほど 実際の診察時間は押せ押せになってしまう。
遠くから来る患者にとっては 一日仕事になってしまう。

私だって 診察時間は早くても その後の治療となると その時々の状況次第だ。
数人の患者を診察室へ呼び込んで順に診察した後 治療になるから
その間 治療ベッドに横になって 待つことになる。

その待ち時間も日によって違い 長く待つ日もあれば直ぐに治療が始まる日もある。
昨日は 総患者数が多かったことに比例して 麻酔科の受診者も多かった。
自然 治療ベッドでの待ち時間も長くなった。

ほとんどの受診者は おとなしく自分が治療してもらえるまで横になって待つが
中には 大きな声で怒りだす患者もいる。

昨日は入院棟から呼び出されて治療に来た 私と同年齢くらいの女性が
苛立って大声をあげて 看護師に苦情を言っていた。

無理もないのだ。
麻酔科の患者は 誰もが痛みを抱えて来院している。
入院している ということは その痛みが半端ではないからで
絶えずどうしようもない痛みに苦しみながら それでも 呼び出しに応えて
彼女は診察室へ来たのだ。
そんな身に じっと待つことなど どうして出来ようか。

これは 死んだほうがマシ と思うほどの痛みを経験した者や
絶えずある痛みに我慢しながら生きる者でないと 理解できない感覚だろう。

その証拠に 怒りをぶつけられた看護師たちは この人はどうして待てないの?
という雰囲気だった。

でも ベッドに横になって治療が始まるのを待っている者たちには
彼女の心境がよくわかった。
ただベッドに横になっていてさえ みんな痛いのだから。

私の隣に横たわっていた女性も カーテンの向こうで
どうしてこんなに時間がかかってるの?痛いんだから早く治療してもらいたいわ
と 小さくつぶやいていた。

治療してくれる医師も看護師も 彼らは 私たち患者のような痛みの経験がない。
それに 実際 何人もの患者を診なくてはならないのだから 個々の思いにまで
心を傾けてはいられない。
だから 彼らは淡々と仕事をこなすより 仕方がないのだ。

怒鳴っている声を聞きながら
彼女の痛みも想像できるし 気持ちも分かりすぎるくらいよく分かるから
気の毒に……痛むのだろうなあ〜 何処へもぶつけられない強い痛みを抱えて
自分の意思ではそれをどうしようもなくて 苛立つよりないんだろう……
そう思いながら 私自身 同じ姿勢でいる時間が長くなって 次第に痛みが
増していた。



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久しぶりに温熱療法を施してもらった

私は未だにグズグズしてるというのに

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