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昨日は 私が「九越え」の歳を迎える誕生日だった。

「九越え」という言葉はこの地へ嫁して初めて耳にした言葉だった。

どの年代でも九のつく歳は 心身にも環境的にも様々な変化があるから 十分に注意して
過ごさなければならない 時としてこの九越えの歳にはよくない事が起こるから という
あまり歓迎したくない意味合いの言葉なのだ。

私も昨日で いよいよ何回めかの「九越え」の歳を迎えたわけだ。

昨日 夫は 勤め帰りに園芸店でシンビジュウムの鉢を求めて プレゼントしてくれた。
笑いながら。
私も笑いながら ありがとう と受け取った。

笑いながら には互いに通じる訳があった。

一昨日 いつものように大学病院の受診を終えた後 勤めが終わった夫の車で帰って
来る車中でのこと。
ラジオからは 男女のキャスターが番組に寄せられた葉書を読んで その内容について
面白おかしくかけ合っての 賑やかな声が聞こえていた。

夫も私も 聴くとはなしに聴いていると ある中年女性の葉書が読まれだした。

彼女は 夫と三人の息子との四人家族で 一昨日の前の日は彼女の誕生日だった。
ところが 鈍な夫は そんなことは頭から忘れてしまっている。
朝出かける時も仕事を終えて帰宅してからも まだ気がつきも思い出しもしない。

そんな中 夕食をいつも通り済ませた後 三人の息子が ちょっと出て来る と言って
自転車で出かける様子。
何もわからない夫は なんだ こんなに遅くから 何処へ行くんだ と半分怒って言う。
そして どうしても行かなくてはいけない用事があるんだ と言う息子たちに
ちょっと待ってろ と言い置いて奥さんのところへ来て
子供たちだけで自転車なんかで行かせるのは危ないから 俺かお前が車で連れて行こう
と言う。そして極め付けが どっちが運転して行くか ジャンケンで決めよう と
言い出した。

さすがに奥さんは堪忍袋の緒が切れて
バカ‼️今日は私の誕生日なの‼️子供たちはケーキ屋さんへケーキを買いに行くのよ‼️
と怒って言うと 夫は慌てて家を出て子供たちを車に乗せてケーキ屋へ行った……。

という内容の葉書だった。

この奥さんの連れ合いは 夫によく似ている。
家族の大切な日がいつだったかなんて まったく無頓着な夫なのだ。

それをよく承知している我が夫だから 自分とよく似た男性の話に大笑いしながら
帰って来たのだった。
そして帰宅後 カレンダーに 忘れないよう自分で丸印を付けていた私の誕生日が
昨日だったことを目にして しっかり頭に入れたらしい。

それで 花の鉢のプレゼント に至ったわけだった。

昨日聴きながら帰って来たラジオの話の中の夫のようにはなりたくなかったのだろう。
それで 笑いながらのプレゼントになったのだ。
それが分かった私も 可笑しいやら嬉しいやらでやっぱり 笑いながら の受け取りに
なった。

ピンク色のシンビジュウムは そんなことには関係なく きれいに咲いている。
この花のように なんの濁りもなく これからの「九越え」の歳を終えられたら と
願っている。








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ひと安心

今日は雨水

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