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中学二年半ばで実家がある町内の三校が統合され 生徒は山腹に新しく建築された校舎へ
通い始めた。

団塊の世代真っ只中の私たちだったから クラスも生徒数も多かった。

新たに編成されたクラスは そのまま卒業までのおよそ一年半 担任は変わっても
メンバーは変わらなかった。

時代がそうだったからか それぞれのクラス内の団結は強く 何かというと
クラス対抗になり クラス旗を掲げて競い合った。

中でも 私たちのクラスは 群をぬいて結束が固く 男女の区別なく仲が良かった。

その仲は 卒業して五十五年経った現在までも変わらず続き 地元にいるメンバーの骨折りで
毎年クラス会が開かれてきた。

子育てや父母にかかわり忙しくしていた時期は 出席したくてもままならなかったし
体を悪くしてからも その時の体調次第で 出たり出なかったりの私だが そんな私にも
毎年忘れず 案内を送ってくれる。

還暦の年は 学年全体で 京都への一泊旅行だったが 腰を痛めていた私は 残念ながら
大学病院に入院していて 参加できなかった。

後に 月に一回通院しているというクラスメイトが 旅の模様を知りたいだろうから と
わざわざ 旅に当たって配布された印刷物や写真などをコピーして持参し 病室を
訪ねてくれたりもした。

痛みに押しつぶされそうになっていた当時 自身も点滴をしながら ガラガラと点滴棒を
引っ張って病室まで来てくれた友の姿と気持ちが どれほどありがたかったことか。

そんな 気持ちのいい 人柄のいい友ばかりの集まりだから クラス会の案内が送られて
来るのを 毎年心待ちにしている私だ。

そして 今年も先日 会の案内状が届いた。

今年は 古希を祝っての 熱田神宮参拝や復元された名古屋城本丸拝観などを盛り込んだ
一泊旅行だという。
七十という歳を迎えた仲間に合った いいコースを考えてくれた。

なのに どうしてこうも間の悪い時にばかり 痛みに居座られるのか……

この分では また今年も出席は無理だろう……。

幹事の面々の顔が浮かんでくる。
何度も集まって 案を練ってくれただろうに……
一人でも多く参加してくれたら と思いながら 案内状を送ってくれたのだろうに……
欠席 と 丸して返信するのが ためらわれる……。

しかし 会が開かれるころには 体がどうなっているか分からない。
この調子では もしかしたら 手術もあり得る。
冬に入っての旅だから 足や腰にとって よくはないだろう。

仕方がない 諦める。

みんなに会いたい気持ちを抑えて 未練たらしくしないで 欠席 に印して
返信するよりないだろう。

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いつかはきっとくる!

そりゃあそうだよねぇ……

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