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昨今 蔵や旧家に埋もれているアンティークを鑑定したり また鑑定してほしくて珍品や家宝を
放送局へ持ち込むテレビ番組などが いくつかある。

ヨーロッパヘ出かけて行って 二人の女優が購入した物を どれほど価値のある品物かを競う
番組まである。

実家の本家に長い歴史があって 父も古美術商の鑑札を持っていたりしたからか 子供の頃から
古い物に触れる機会が多かった。

だからか今も古い物や美術全般が好きだから よくそんな番組をみる。

出品される物の中には 真に美術的に価値のある品も多いが 代々大切に守ってきた品でも
金額的な価値がないものや 大金を払って手に入れたにもかかわらず 実際には価値のない品
であったりする。

その反対に 安価で手に入れた品に法外な値段がついたり 子供のおもちゃなのに年数が
経ったために高額になっていたりして みていると面白い。
そして 見ながら もの価値 とは このように変わるものか と つくづく考えさせられる。

現代の美術品も その価値や付けられる売買金額は 名のある鑑定家やバイヤー また
画廊主などの目に留まり スポンサーや援助を得られないと付けられなくて
ただ発表したりするだけでは なかなか世に出るのは難しい。

だから 作家の才能の有無 が もちろん第一なのだろうが こと現代の美術品に関しての
真価は よほどの品でない限り それが対価 だとは 言い切れない。

また どれほど高価な品でも 興味のない者には それは価値がないに等しいし
高額で売買されることが信じられなかったりする。

物の価値 って いったいなんなのだろう。

昔 生家の町で 町内に所蔵されている美術品を集めた展覧会が催されたことがあった 。
行ってみると 本家所蔵の品が一点も出されていなかった。

どうしてなのか父に聞くと 本当に大事な物はどの家でも外へは出さないのだ と言った。
家宝とは門外不出なのであって めったやたらに人目にさらすものではない とも言った。

へえ〜そうなのか そんなものなのか と その時思った。

父の言葉には 言外に 価値あるもの と 家宝として受け継いできた物でも 世間的には
価値のない物かもしれないし……ということも含まれていただろう とも思う。

そう思うと 物の価値ってなんなのだろう どこにあるのだろう と ますます分からなく
なってくる。

私にとって 真に価値のある物 それを見極める必要がある と 古希を目前にした今
終活 ということともからめて 思っている。
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