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高山市へ出かける日は 天気も良くて 高山も 駅に着く頃から
真っ白なアルプスの連なりが 青い空にくっきりと よく見えた。

駅まで 高山在住の友人が 車で迎えに来てくれていた。
会えた嬉しさから 私は 思わずハグしていた。

まずは私の用事を済ませよう と三人の話が決まり
早速 私が育った町へと向かった。

用事の第一は 両親のお墓参り。その後 生家の隣家へお悔やみに伺う。
その後 知り合い宅へのお見舞いに。

この三つは 今回 私が高山へ来た最大の理由だから
まずは これらを先に済ませないことには落ち着かない。

花屋で お悔やみに持参するアレンジフラワーを作ってもらい
途中のスーパーで お墓に供える花や お見舞いに持って行く果物などを調達。

今冬は暖かいから お墓の周囲にも雪がなくて ありがたかった。
二人の友人も 一緒に手をあわせてくれた。
お墓の中で さぞかし父母も 喜んでくれたことだろう。

お墓参りを済ませた足で 生家の隣家へ。
奥さんである私の幼馴染は 急死されたご主人を悼んで 私の顔を見ると
泣き崩れた。

胆のうが悪く この春 仕事を退いたら手術する予定でみえたらしい。
それを 仕事先が 何か月も休めない事情を抱えていたために
知らず知らずのうちに どんどん悪化させてしまい 遂には 急性膵炎になり
とうとう あっという間に亡くなってしまった。

そう 奥さんは 切れぎれに泣きながら語られた。

本人も周囲の者も 体調不良になっていくことに 気づきながらも
まさか そんなに悪くなっているなんて 想いもしなかったらしい。
そして 病院へ駆け込んだ時には もう最期だった。

六十三才と まだまだ若くて体力もあり 無理も効く年齢だったのが
かえって 症状を急速に悪化させてしまったのだろう。

亡くなる前後の様子を聞きながら 生前の優しかったお姿が思い出されて
奥さんの気持ちを考えると いたたまれない思いがして 私も泣いた。

沈む心を引き立てて 次のお宅へのお見舞いに向かった。
こちらのお宅だって 決して愉快な気持ちでは 伺えない。

長年 入退院を繰り返しながらも 奥さんの手厚い看護で 頑張っていらっしゃる。
その知り合いが 年末から今月の上旬まで また入院してみえた。
ご夫婦共に 八十五才になられるから 老々介護だが 幸い 息子さんが同居だから
今では奥さんも かなりの部分 息子さんに頼っていらっしゃるようだった。

母や父の介護をし続けてきた私には 日々の細かい大変さがよくわかる。
病人は 病院や施設から面倒をみてもらえるが 病人を支える者は
どこからも その体調や心のケアもない。
だから よっぽど周囲に 手助けしてくれる人がいないと つぶれてしまう。

病人を見舞う と同時に 奥さんの体調も心配だったが
くたびれながらも まだまだ元気なお姿に安堵して お宅を辞した。

こうして 着いた日は過ぎて行った。
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高山 二日目

明日から高山へ

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